私たちは、大阪に本部がある「トライアリスト」の医薬翻訳講座の受講生です。トライアリスト会員は全国各地におり、通常は通信講座を受講していますが、現在、名古屋地区、大阪地区および関東地区では、それぞれ辻谷代表を直接招いて会員向けの演習講座を開催しています。
 トライアリストでは、「直訳か意訳かという不毛な議論に終止符を打つ情報量理論」をスローガンのひとつに掲げています。つまり、「翻訳というものは意味をとった『意訳』でなければならず、原文が直接伝わってくる『直訳』でなければならない。その両方を同時に満たすものでなければならない。」(「医薬翻訳賞を獲ろう、情報翻訳賞を獲ろう」トライアリスト発行)ということです。
 何年か前にトライアリストが大きな仕事を請け負ったとき、原文の情報を忠実に訳した会員に対して、「受動態は受動態に訳す」など原文の形式をそのまま訳文に写すようにといった理不尽なクレームがついたことがありました。このできごとには次のような背景があります。
  1. 原文の情報を正確に読み取り、それを日本語で正確に伝える「情報訳」ができる翻訳者が日本の業界には驚くほど少ない。
  2. 情報訳ができていないために、ほんとうにその情報を求めている人々がいかに不都合を感じているか(たとえば、ある病気について一般向けに解説した本を読んでもさっぱり意味がわからないといったこと)を認識できない翻訳者およびクライアントが多数存在する。
  3. 翻訳会社の多くもこれを容認している
 そこで、私たちは会員以外の方々にも情報訳をするための情報量理論というものを知っていただき、自分たちを含めた翻訳者全体の質を高めることによって、構造訳を支持する人々を啓蒙することを主な目的として、講座の一部を一般公開することにしました。この講座は情報量理論の講義と演習の部とに分かれており、情報量理論を実際にいかに応用するかを講座のなかで実践することができます。このため、翻訳の勉強を始めて間もない方だけではなく、すでにプロとして活躍されているあらゆる分野の翻訳者の方々にも大いに役立つ内容となっています。
 この講座は、会員と会員以外の方々がともに学び、情報交換する機会を提供するほか、「トライアリスト」および「ソレイア」の存在を広く知っていただき、会員以外の方にも「トライアリスト」の翻訳に対する考え方に触れていただくことを目的としていますが、「トライアリスト」への入会を強制するようなことはありません。

 情報交換の場としてお気軽にご参加ください。


「ソレイア」の由来
 翻訳を志す人や現役の翻訳者の中には、フルタイムの仕事をしている人、小さな子どもがいる人、親の介護をしている人など、勉強時間を捻出するのに苦労している人が多くいます。
 Soleil'a(ソレイア)には、そういった境遇にある方が多く参加しています。 参加者は皆、「それぞれにやっつけよう!」を合言葉に勉強を続けております。

 また、講師である辻谷先生から「それやっ!」と言われる翻訳をめざしています。この「それぞれにやっつけよう!」と「それやっ!」とを掛け、これにフランス語の"Soleil"(ソレイユ:太陽)の綴りを当てて、参加者全員が「太陽のように輝く」ようにとの願いを込めて命名したのがSoleil'a(ソレイア)です。

トップページへ戻る